百卒長は、パウロを救いたいと思うところから、その意図をしりぞけ、泳げる者はまず海に飛び込んで陸に行き、
次の日、シドンに入港したが、ユリアスは、パウロを親切に取り扱い、友人をおとずれてかんたいを受けることを、許した。
人の道が主を喜ばせる時、 主はその人の敵をもその人と和らがせられる。
ローマ人にむちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度、そして、一昼夜、海の上を漂ったこともある。
しかし百卒長は、パウロの意見よりも、船長や船主の方を信頼した。
また、パウロを乗せるために馬を用意して、彼を総督ペリクスのもとへ無事に連れて行け」。
こうして、争論が激しくなったので、千卒長は、パウロが彼らに引き裂かれるのを気づかって、兵卒どもに、降りて行ってパウロを彼らの中から力づくで引き出し、兵営に連れて来るように、命じた。
パウロは、百卒長や兵卒たちに言った、「あの人たちが、舟に残っていなければ、あなたがたは助からない」。
兵卒たちは、囚人らが泳いで逃げるおそれがあるので、殺してしまおうと図ったが、